ドラマ｜49の動画を全話無料で見れる動画配信まとめ

ある日、彼は父親の加賀美幹と歩いている時に、交通事故に遭遇し、車にぶつかりそうなるが、父の幹が身を挺して助けたため難を逃れることが出来た。

しかし、そのため父の幹は死んでしまうが、父は大の猫好きであったため飼い猫のランが気になっていた。

病院で気が付く暖であったが、何と心は父親と入れ替わっていたのだ。

登校してきた1年B組の同級生たちは暖の様子を訝った。

以前は目立とうとは決してしなかった暖が、急に明るく振舞うようになったのだから当然である。

暖の友人井上智やバスケットボール部のキャプテン矢代健太、そして幼馴染の高見幸たち同級生は一様に驚くのだった。

父の幹が息子暖に乗り移ったのは、可愛がっていた猫のランのことが気がかりだったためなのだが、乗り移りが出来るは実は49日だけなのだった。

そのことから、暖はマナに興味を持つのだが、そこに現れたのが自称マナの彼氏・テニス部キャプテン・沢村省吾だ。

彼は暖を恋のライバルと見ていたのだ。

暖にマナに近寄るなと脅す省吾だったが、窮地を救ったのはバスケット部の健太たちだった。

ある時、偶然にも暖は幸の父である高見春樹と再会をした。

春樹は父・幹の小学校仲間で旧友であり、信用金庫に勤めていたのだが解雇通知を受けて家庭崩壊の危機に直面していた。

そのことを知った暖(つまり父の幹)は、春樹に同情し応援をすることにした。

幹はひかり銀行の支店長をしていたのだが、仕事が忙しく家庭を顧みなかったことを後悔し、春樹に自分の過去を重ね合わせていたのだ。

実は父・幹が暖はマナのことが好きなのだと思い込み、息子のために彼女を口説いたのだ。

暖の勇気ある告白が学園中で評判になり、暖は注目を集める存在になった。

しかし、友人である智やほのかに好意を持っている幸は、以前の暖の言動を身近に感じていたため、最近の劇的な人格変化に不審を持つようになる。

二人は暖の人格変化は他人が乗り移っているのではないかと思い、このことを明らかにしようと暖の家に行くのだ。

ある日、暖は2か月後の試合のことをバスケットボール部から告げられる。

暖の父・幹は息子と違い器用な面があったため、バスケットも難なくこなしていたためだ。

しかし、バスケットボール部の存続のためとは言え、2か月後と言う時間が不安になり試合の参加には躊躇してしまったのだ。

マナは暖の登校に同行したのだが、その様子を嫉妬心露わに見ていたのは振られた元彼・省吾であった。

マナは暖の哀れな様子に母性本能を刺激されたのか、次第に好意を持つように変化をしていくのだ。

マナは自分には男らしくハンサムな男性より、負け犬のようなダメ男の方が自分には合っているのではないかと気付き始めた。

そのため、マナは最初のうちは乗り気ではなかったが、暖の行動に何時しか好意を持つようになり、自分から暖に接近するようになっていたのだ。

暖の姉・裕子は妊娠をしていたのだが、相手がホストクラブに勤める元彼と裕子の友達・園子から知り、元彼・桐生哲也に事情を聴きに会いに赴いた。

そこで暖はなぜ二人が別れなければならなかったか、哲也が大金を借りている事情などを知ることになるのだ。

そこで、ホストクラブのスデジに立ち、女装姿のアイドルとして金を稼ぎ、哲也の借金返済の手助けを始めるのだ。

しかし、ある日仕事帰りの後、眩暈が暖を襲い家で倒れてしまう。

次の朝に目を覚ました暖は、自分から父の魂が抜けていることに気が付く。

自分を取り戻した暖は、交通事故の瞬間を思い出し、また、父親・幹から言われたことも思い出すのだ。

学校に行った暖は周囲の扱いが全く違い、気楽に自分に呼びかけるクラスメイトたちに驚いた。

どういうことなのか、智や幸たちから父親の魂が乗り移っていたことを知らされる。

そのために今まで起こった出来事、つまり暖の性格が以前と一変し明るくなったことやマナへの告白により学園中の注目を集め交際していることなどを聞かされたのだ。

なぜそのようなことが起きてしまうのか、暖はあることに気が付いた。

父の魂は若い女性例えば幸のことを女性と意識した時に、暖に乗り移りをするようだ。

つまり、二つの魂は自分が興味を抱いた相手のことを思う時に入れ替わるようなのだ。

父と息子の魂は、どちらが父でどちらが息子なのか混然としてきた時に、暖はマナに重大なことを話すのだ。

暖は近いうちに自分は死んでしまうかも知れないとマナに打ち明けた。

父の魂はマナと暖が今後も付き合えるように仕向け始めたのだ。

ある時、妊娠をしていた暖の姉・裕子は、元彼・哲也がいるホストクラブに不意に現れた。

そこで彼女は暖が哲也のためにステージに立っていることも知るようになるのだろうか。

幸はそのことに気が付いたので、その時を狙い暖に迫るがなぜか暖本来の魂にすぐに戻ってしまうのだ。

幸が好きなのは父なのか暖なのか良く分からない状態が続く。

暖は自分ではなく父の魂が周囲に認められることで、自分との格差に悩むことになる。

暖はいつものようにホストクラブでチキンバスケットと言う女装アイドルを勤めていた。

たまたまホストクラブに居合わせていたあるレコード会社の社長をしている恵子(生稲晃子)から、暖たちは思わぬことを聞かされる。

チキンバスケットをネットでテビューしてはどうかと言う誘いであった。

それはつまり公になることを意味し、当然学校にも知られることになるのだ。

心配する暖とは違い、裕子の元彼・哲也やバスケット部キャプテンの健太は乗り気になっていた。

暖なので寒なのだが、なぜそのようなことをしたかと言うと、父・幹の魂が自分の体に宿っているためである。

暖は父と比較されることに辟易していたのだ。

父のような明るく社交的な性格は、残念ながら根暗な暖には持ち合わせていなかったからだ。

周囲は父の魂が暖に宿っていることを知った後は、何かと比べて父のことを良く言う訳なのだ。

暖は幸の言動は父に対するものと感づいたため、死ぬことを決意し実行しようとしたが、直前に父の魂が戻り命を取り留めた。

暖の祖父が碁会所である相手に決まって賭け碁で負けていたことを知る。

相手は伏見剛と言い平均偏差がかなり高い進学校・開明高校の生徒で、祖父にたびたび挑発的な言葉を掛け賭け碁に勝っていたのだ。

それを聞いた友人の健太は、暖に伏見との対局をしてみるように懇願した。

囲碁に勝った寒に幸は感心をするが、相変わらず好きな気持ちは父の魂に向いていた。

本当のところ好きなのは幸であるので、寒はどうしてよいか分からなかった。

一方、マナに振られていた省吾は、寒の性格の変化をマナから聞き不審に思い、下校時、寒の後をこっそりと付けたのだ。

寒はホストクラブに当然赴くのだが、そこで省吾は女装で舞台に上がるチキンバスケットの存在を見てしまった。

暖の母親・愛子は美大を出ていたが、いろいろと子供たちのことで悩む毎日であった。

と言うのは、娘は親に内緒の突然の妊娠騒ぎを、息子は根暗で引きこもり勝ちであったためだ。

しかし、今では美大の後輩がやっている陶芸教室に通っている。

その母・愛子も息子の暖の言動のかわりよう不思議に思うようになっていたのだ。

例えば、暖がマナに感心を持つと寒になるのだ。

幸とマナはそのようなことが分かったらしく、暖の取り合いで熾烈なバトルを繰り広げる。

一方、チキンバスケッツの活動は、レコード会社の社長のおかげでネット配信が軌道に乗り、
学園でも女子の間で話題になっていた。

そのため、チキンバスケッツのメンバーでもあるバスケット部員たちは練習に身が入らなくなってしまったので、バスケット部はついに廃部の危機を迎える。

ホストクラブでは動画配信が上手くいき、その結果、借金に苦しんでいた哲也は思わぬ大金を手にして有頂天だ。

その様子に裕子は、これから父親になろうとしているのにと怒り哲也との決別を心に決めていた。

しかし、そうしているうちに裕子には陣痛が始まってしまった。

どうやら性格が明るくなったことや社交的なことから、暖の父親の魂が暖の体に時々宿ることが起きているのではと訝っていた友人や家族は、最初の内は驚いたが以外とその事実をスンナリと受け入れた。

マナは寒に積極的なアプローチをしているが、これは幸に張り合うためだ。

実は、マナは49日が来た時には寒の魂が無くなるのではないか信じるようになっていた。

とうの寒は、あの交通事故で父と共に死んでいたということを悟り始め、マナを悲しませないためにわざと突き放すのだ。

チキンバスケッツと言えば、哲也により突然の解散宣言を受けてしまった。

49日が目前になり、父の魂はいよいよ暖から離れなければならなくなっていた。

父がいなくなった暖は、学園でチキンバスゲッツと共に楽しく踊るのだった。

そこにはなんとマナと婚約した省吾も一緒にいた。

一方、母は身軽になった事から、陶芸教室の先生との再婚を考えていた。

そのことは父が仕向けた結果だったのだ。