ドラマ｜エンジェルハートの動画を１話から全話無料で見れる動画配信まとめ

彼と槇村香（相武紗季）は仕事の相方であり、恋人でもあるパートナーだった。

しかしある日、思いがけない事故によって香は亡くなってしまった。

その事実を受け入れられない獠は、かつて香がドナーカードを作り臓器提供の意思を示していたことを知る。

しかし彼女の脳死判定が行われた後、心臓を何者かによって奪われてしまった。

それから一年が経ち、奪われた心臓を探し続けていた獠は、ある女性（三吉彩花）と出会った。

彼女は胸に大きな傷がありグラス・ハートと呼ばれ、ある秘密組織の中で殺人部隊として暗躍していた。

彼女は過去に自殺を図った際に、強奪された香の心臓を移植されていた。

彼女は自分の内部で息づく香の心臓に誘導されるように、獠の前に姿を現した…。

しかしその後、奪われた香の心臓を移植されたグラス・ハート（三吉彩花）と出会う。

獠は彼女を秘密組織の暗殺部隊から抜けさせ、シャンインというひとりの女性として生きさせようとした。

しかし彼女は体の芯まで、暗殺者としての今の生活が染み付いていた。

偶然親子がやくざに絡まれている場面に遭遇し、無意識のうちにやくざを倒していた。

体が勝手に動いていたのである。

ドク（ミッキー・カーチス）はシャンインを匿うなかで、彼女の体内の香の心臓が影響を及ぼしているのではないかと考える。

心臓を移植された彼女が、香から性格や趣味などに影響を受けていても不思議はない。

そしてドクはシャンインに、獠がシティハンターになった経緯と香との出会いについて話して聞かせた。

それは悲しくも切ない物語だった…。

上の空でぼーっとしているかと思えば、日中になるとそそくさとどこかに出かけていく。

そんな中、キャッツアイにホーリー（山寺宏一）とモッチー（ゴリ）が訪れる。

そして彼らはファルコンを見かけたという。

彼は公園で「幸福の女の子」と一緒にいたそうだ。

「幸福の女の子」の話題は町でも持ちきりで、この少女と出会った人は幸せになると言われていた。

この数日間ファルコンは、ミキ（渡邉このみ）と公園で会い、絵本を読んでもらっていた。

なぜミキは、日中から新宿近辺をさまよっているのか…。

不思議に思った獠は、シャンイン（三吉彩花）と共にミキの後をつけることにした。

そしてわかったのが、この少女の驚くべき生活だった。

彼女はあるビルの片隅で、一人で生活をしていたのだ。

さらに冴子（高島礼子）の調べで、ミキが今の生活に至った悲しい経緯が明らかになった…。

そして早速、高畑（鳥羽潤）という依頼人が訪れる。

高畑は15年前に受けた心臓移植で、ドナーになった人物の家族にお礼をしたいので、見つけてほしいという。

そして、ある女性と会った時に心臓の高鳴りをおぼえたという。

それを聞いた獠とシャンイン（三吉彩花）は、香の心臓を移植されたことから他人事とは思えず、調査に乗り出した。

高畑の心臓を高鳴らせたその女性、綾音（高田里穂）は高級クラブでホステスとして働いていた。

高畑は綾音を食事に誘うと、彼女の食べ物の嗜好などを次々に当ててみせた。

さらに、知る人間がいるはずもない彼女のアダ名を口にする。

その瞬間に、綾音の表情が一変した。

そのアダ名は自分の姉しか知らないはずだという。

それをなぜ高畑が知っているのか…？

綾音と高畑に移植された心臓は関係があるのか？！

そして15年前の悲しい出来事とは…？

シンホン（三浦翔平）は過去にレギオンと呼ばれている組織に所属していたのであるが、美女パイランはそのレギオンの仲間であり、たまたま街でシンホンと思われる人物を目にする機会があったと言うのだ。

パイランが隼鷹会会長である早川（岩城滉一）のもとに身を置いて、日々過ごしているということを冴羽獠（上川隆也）は調べ上げたのだが、早川が可愛がっていた愛する娘は2年前に勃発した抗争で犠牲になっており、その後知り合ったパイランを「娘に生き写しだ」と早川は可愛がっていたのであった。

しかし、隼鷹会はレギオンと敵対関係にある組織であり、早川が現在も命を狙われている状態にあることを獠は知る。

果たしてパイランは早川の命を奪う機会を密かに狙っている工作員なのであろうか？

するとそこには、槙村の恋人だった冴子（高島礼子）も来ていた。

冴子は厳しい表情で「XYZ」と告げた。

10年前に槙村を殺害した犯人の遠山一真（渋谷謙人）から、挑戦状を受け取ったという。

そして遠山が花園診療所に現れると、シャンインは知らず知らずのうちに彼に銃を向けてしまう。

しかしシャンインの体内で息づく香の心臓が高鳴り、我に返ると銃を下ろすのだった。

それ以降も遠山はしつこく冴子を挑発するが、その真意がわからない。

公私ともにパートナーだった香の兄、そして冴子の恋人でもあった槙村を殺害した遠山…。

その男が再び現れたことで、それぞれに複雑な感情が絡み合う。

そして獠は、心の中で香に語りかけていた。

遠山をどうしたいか、と…。

殺害されてしまった父親がどのような人物であったのか、そして父親を殺した犯人が誰であるのかを夢は知りたいのだと言うのだ。

しかし、その問いに対する答えをシャンイン（三吉彩花）は既に知っており、グラス・ハート、つまりシャインが夢の父親を殺害したのであった。

香の心臓に元気付けられたシャンインはかつての自分と向き合おうと心に決める。

夢の父親は殺し屋であったということ、そして「ドッグウォーカー」という仲間が存在したということがシンホン（三浦翔平）の調べによって明らかになる。

その最中、何も事情を知らない夢はシャンインのことを慕い、夢のピアノコンサートにシャンインは足を運んでいた。

獠は会場内で夢を物陰から狙っている狙撃手がいることを察し、シャンインが異変に気づいてステージに向かったその時に銃声が場内に響き、夢をかばったシャインはその場に倒れてしまう。

シャンイン（三吉彩花）は花園診療所に突如姿を見せたカリート（和泉崇司）に智（齋藤めぐみ）とドク（ミッキー・カーチス）を人質としてとられてしまい、抵抗することもできないまま誘拐されてしまったのであった…。

獠（上川隆也）らは何が起きているのかを知ったのであるが、シャンインを救いたいとシンホン（三浦翔平）が強く思っている一方で、あきらめることを冴子（高島礼子）は考えて提案するのであった。

レギオンは世界的に名を馳せる犯罪組織であり、真正面から挑むことができる相手ではなく、「もう大切な人を失いたくない」と口にする。

獠らは冴子が反対しているままではあったが、シャンインを取り戻そうと行動をスタートさせる。

レギオンとシティハンターの決戦が今この時に始まったのであった。

獠（上川隆也）は彼女を救い出そうとレギオン本部に乗り込んでいく。

そしてシンホン（三浦翔平）とファルコン（ブラザートム）に援護されながら、シャンインが閉じ込められている部屋に向かった。

それぞれ違う場所で、決意を胸に闘う仲間たち…。

その思いを抱えた獠は、レギオンとの正面対決に向かった。

しかし事態は圧倒的に不利な状況だった。

シャンインは無事に助け出されるのか…？！

そしてひとりの男が獠の前に姿を現した。

それは李堅強（竜雷太）、レギオンのボスだった。

ようやく対面を果たした李と獠だったが、李は思いもよらない事を口にした。

それは、シャンインの出生にまつわる衝撃の事実だった。

その明らかにされた事実に、獠は難しい決断を迫られることになる。

そしてそこには悲運ともいえるラストが用意されていた…。