ドラマ｜ガラスの家の動画を１話から無料で見れる動画配信まとめ

大人になり、偶然同じ事故で大事な人を失った男性・澁澤一成（藤本隆宏）と出会った。

それまで孤独に生きてきた黎は、優しい一成の影響で明るさを取り戻す。

2人は交際後、結婚を果たし、黎は「家族」ができたことを心から喜ぶ。

一成は、事故で妻・美由紀（平良千春）を亡くしていた。

前妻との間には、息子が2人いる。

父親である一成を尊敬し、同じ財務省へと入った長男の仁志（斎藤工）。

賑やかな性格で、家族を笑わせてくれる司法試験浪人生の憲司（永山絢斗）。

仁志と憲司は、黎の若さと美貌に驚きながらも、家族として歓迎する。

しかし仁志と黎は、母親と息子という関係を築くにはあまりにも歳が近かった。

そんなある日、新妻と息子の仁志には、他人として出会っていた過去があると知った一成は…。

出会った頃とは違い、時々難しい面を見せてくる夫・一成（藤本隆宏）に戸惑うこともある。

しかしながら、両親を失ってからずっと憧れていた豊かで幸せな暮らしができている。

黎はそれだけで十分だと自分に言い聞かせ、一成の言うこと聞きながら毎日を送っていた。

一方で、仁志（斎藤工）は父親から嫉妬されていることに気付いていた。

妻の黎と会話をするだけで、不機嫌な態度を露わにし出す。

仕方なく、黎との距離を置くようにしている。

ある日、部下の佐野誠也（小野了）から連絡を受け取った一成。

「村木陽介」というライバル的存在の人物を蹴落とそうと、ゴシップ誌にネタを売ったと言う。

佐野は、一成のために記者と掛け合ったのである。

後日、仁志は村木に悪い記事が出ると知り、またそれは一成が狙ってやったことだと聞く。

自身が尊敬している政治家・村木に対して、父親が罠を掛けているとは信じたくない仁志だが…。

しかし、一成（藤本隆宏）に対してまだ不信感を抱いている。

仁志（斎藤工）は、父が村上を陥れている件について、続報を聞く。

友人の記者・森田文彦（鈴木裕樹）によると、父の部下・佐野（小野了）がゴシップ誌の事務所に出入りしていると言う。

佐野が村上のネタを売りつけに行ったのだろうか…？

信じたくないが、森田が嘘をつかないことは分かっている。

その後、彼女の後藤菜々美（梅舟惟永）と会った仁志。

流れで交際しただけだったために、「別れよう」と告げた。

けれども、菜々美はそれを拒否してくる。

むしろ結婚がしたいと言い出し、黎についても口出しをしてきた。

菜々美からすると、仁志は既に、母である黎を好きになっていると言う。

そして、そんなことを指摘しながらも、「私と結婚した方がいい」と自ら推薦してくるのだった…。

それをフォローする仁志（斎藤工）。

一成と仁志が言い争いになったので、憲司（永山絢斗）が間に入る。

しかし、そんな憲司にさえ一成は怒るのだった…。

そんな朝を過ごし、兄弟2人で出勤すると、仁志は思わぬ質問をされた。

「黎（井川遥）のこと、好きなの？」。

口を開かずにいると、憲司は「親父を傷付けるな」と忠告してくるのだった。

一成は、国民からの支持率に悩む総理に「厳しさ9割でも、1割優しければ、人の心は掴める」と助言する。

仁志は尊敬する村木陽介（片岡愛之助）にお願いしたいことがあった。

そのために、友人で記者の森田（鈴木裕樹）に、村木の情報を教えてほしいと頼む。

微妙な反応をしながらも承諾した森田は、後日、村上の居場所を連絡した。

仁志は偶然を装いながら、村上と一緒にジムで運動をする。

「講演をお願いしたいのですが…」と話の流れで申し出ると、村上は快く引き受けてくれた。

作戦が成功し、帰宅しようとする仁志を待っていたのは菜々美（梅舟惟永）。

彼女は一成と黎が巻き込まれた事故について調べたらしく…。

一成（藤本隆宏）に苦しめられているように見える黎（井川遙）に、一緒に家を出ようと声を掛ける。

しかしながら、黎は暖かな家庭を築き上げる夢を捨てることはできない。

夫婦の仲を修復したいと思っているのだが…。

憲司（永山絢斗）は、今の状況に嫌気が差して、我慢の限界に達した。

勤務中の父の元まで行き、「以前のように男3人で暮らしたい」と告げる。

けれども一成はまともに話を聞こうとしない。

「ずっと味方だよ」と伝えて、憲司は父の元を去った。

佐野（小野了）は、昨夜の件について謝罪をした。

すると一成は、既に佐野の異動を命じてあると言う。

困惑するが、別に職場での位置が下がる訳ではないと知り、一安心。

その後、偶然佐野を見かけた仁志は、昨夜との顔色の違いを不思議に思う。

息もできないくらいの負担を掛けられていた佐野は、解放されたことで笑みが止まらないのだ。

そして、仁志は物件を決めて、もう1度だけ黎に「一緒に出よう」と言うのだが…。

2人はその後、仁志の1人暮らしのマンションで1夜を共にする。

しかし目覚めると、黎はもう部屋を出ていた。

黎が早朝に帰宅すると、一成（藤本隆宏）が待ち構えていた。

どこにいっていたのか、と問われた黎は、違う男性といたことを匂わす。

妻の衝撃的な発言に、何も言えなくなる一成を余所に、黎は家を出る準備を始める。

そして荷物をまとめ、「離婚届は後日郵送します」と告げて、去って行くのだった…。

一方で、黎を探し求めていた仁志。

久しぶりに実家に来るが、そこには憲司（永山絢斗）しかいなかった。

「黎はいる？」と挨拶もなしに聞いてくる兄に、違和感を覚える。

仁志は家中を確認したあと、また急いで何処かへ行った。

何かが起こっていると、憲司は感じ取る。

黎は、駅のホームに立っていた。

すると偶然、尾中（菊池桃子）に会い、一成の話をされた。

けれども、一成はもう黎にとってはどうでも良いのである。

適当に相槌をうって、会話を終わらせた。

涙を流しながら謝罪をし、一緒にいたいと告げたが、黎の反応は冷たい。

そこへ、同じく黎を探していた仁志（斎藤工）がやって来る。

父親がいるとは知らずに訪ねに来た仁志は、今の状況に困惑する。

一成は「黙ってこの部屋で2人で会っていたのか？」と聞いてくるが、仁志もやっと黎の居場所を知ったのだ。

黎が「それは違う」と告げると、一成は「関係を持っていないなら、澁澤家に戻れるな」と言う。

以前と変わらず高圧的な態度で黎に接し始める父親と、俯いているだけの黎。

そんな2人に我慢できなくなった仁志は、一成に歯向かった。

結局親子喧嘩が始まってしまうが、そこで黎が口を開く。

自分が欲深い人間だから、一成の愛に飢えた結果、仁志に手を出した、と言い出すのだ。

黎は責任を全部背負い、仁志を守ろうとするのだが、仁志は黎を守りたい。

お互いを庇い合うことで、辻褄が合わなくなっていく。

その様子を見ていた一成は…。

勤務中、偶然仁志（斎藤工）に会ってしまい、彼のことしか考えられなくなってしまう。

仁志はトラックに乗り、早々と去って行く黎を名残惜しそうに見つめていた。

その後、菜々美（梅舟惟永）と出くわしカフェに寄ることに。

実は、先ほど黎と仁志が一瞬だけ対面する場面を目撃していた。

仁志は「迷いがある」「勢いがない」と菜々美に指摘され、己を振り返る…。

一方で黎は、荷物の配達先が、尾中（菊池桃子）の勤務先だったのをきっかけに、新しい仕事を貰う。

休みの日でいいから、と言われて、花を活けることになったのだ。

約束通り、花を活けていると、次は花屋への転身を提案される。

一応断ったが、検討しながら帰宅していると、仁志が待ち伏せをしていた。

「もう止めて」と突き放そうとする黎だが、仁志は「どうして？」と簡単には放してはくれない。

そして、「好きだ！」と言われて…。

菜々美（梅舟惟永）と共に、新しい土地で暮らす。

それを報告された仁志（斎藤工）は、弟と菜々美を祝福する。

以前、一成（藤本隆宏）や黎（井川遥）によって、意見が食い違ってしまった兄弟。

しかし憲司は他人を心から愛することを知り、兄の心情を理解するようになった。

今ではわだかまりもなく、仲良くしている。

一方で、黎も、尾中（菊池桃子）に紹介された花屋で働きだし、満たされた日々を送っていた。

そんな中、仁志が支援していた村木（片岡愛之助）は、世間からの悪評により選挙に負ける。

一成の計画通り信頼が地に落ちてしまい、再び起き上がれることはないだろうと噂されるほどだった。

けれども仁志は、これからも村木をサポートしていくため、財務省を辞める決断をする。

父親の思惑には乗らずに、自分の道は自分で決める！と動き出し、村木の事務所に就職した。

だが、一成の企みは仁志の想像を超えていた…。