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売れる小説家を目指すべく「ロマンチックな恋愛小説」を書き続ける毎日。

しかし、現実は厳しかった。

ケータイ小説で作品を発表するが売れるそぶりもない。

「週刊タイフーン」の編集部で汗水たらして働く毎日です。

上司の管原編集者（古田新太）管理下で大変な仕事で日銭を稼ぐ日々が続いている。

そんな中…自宅アパートでぐっすりと寝ていた耕太郎の目の前に突然「女優 大空ひなこ（ＹＯＵ）が…」現れる。

それもそのはず耕太郎の母親とひなこの父親は再婚していたのだから実質上はひなこお姉さんとなる関係だからだ。

しかし、わがままな耕太郎は両親の事故での葬式にひなこが欠席したことを知ったことで「俺たちは赤の他人だ。出ていけ！」と怒鳴りつけて追い出してしまったのだ。

ずいぶんあっていなかった彼女に失礼ことしてしまったのか？

翌朝には超バカ売れ子役（吉田里琴）の姿も…。

「ママの弟。顔はまあまあね。一緒に暮らしてあげる」アパートにお客さんが多いなぁー。

耕太郎（速水もこみち）は、彼女とペットのビワと暮らすことになった。

ところがある日、ビワを飼っていることがバレたため、三日以内の退去を言い渡される。

そんな中で、「週刊タイフーン」で耕太郎のアイデアが採用される。

間もなく廃校になる、ある中学校のブラスバンド部が行う最後のパレードに密着する企画だった。

菅原編集長（古田新太）の承諾を得た耕太郎は張り切っていた。

一方で峰子（加藤ローサ）は、杏の母であるひなこ（YOU）の家で暮らすことを提案するが、耕太郎はひなこと暮らすことを嫌がった。

そしてパレード前日の夜、天気予報を見た耕太郎は、雨天の予報を知り呆然とする。

このままではパレードは中止になってしまう…。

しかもパレードが行われなければ、企画自体が無くなってしまう。

焦った耕太郎は、杏に対してもきつく当たってしまう。

しかし翌日は晴天だった。

張り切る耕太郎のもとへ、撮影中の杏が倒れたと知らせが入った。

今回はそこに峰子（加藤ローサ）も加わって、新たな暮らしが始まった。

ある日、そこへ突然峰子の父親である岩男が現れる。

岩男は耕太郎のことを峰子の恋人で、ふたりが同棲していると勘違いして激怒する。

ついには峰子を、実家の鹿児島に連れて帰ると言い出した。

しかし、もし峰子が自分を納得させる仕事ぶりを見せたなら、このまま黙って帰ると言う。

それを聞いた杏は、峰子を鹿児島に帰らせないために、岩男を納得させると息巻く。

そして峰子を、仕事のできる女に仕立て上げると宣言した。

耕太郎も家賃を値上げすると脅されて、渋々協力する羽目に…。

そんな中で、峰子は事務所の社長にある大仕事を命じられた。

それは韓国の大スターである、パク・ヨンジェのイベントの取り仕切りだった。

今回の企画は、男性の子育てについてだった。

ある日、真貴子（ともさかりえ）は急に残業をすることになり、耕太郎は彼女の仕事が終わるまでの間、息子のノゾム（加藤清史郎）の世話をすることになった。

耕太郎がノゾムをひなこの家に連れて帰ると、このシチュエーションを喜んでいた。

翌日耕太郎は、企画の中に「記者の1日パパ体験」というコーナーを作ろうと思いつき、真貴子にお願いして再びノゾムを預かった。

1日パパを楽しむ耕太郎の様子を見ていた杏（吉田里琴）は、仲良さそうに楽しんでいるふたりに嫉妬してわがままを言い出してきた。

一方で、離婚した元夫の原（長谷川朝晴）が姿を現した。

ノゾムが通っている保育園にまで顔を出し、もっと息子と一緒に過ごしたいと言う。

ノゾムは無邪気に原の存在を喜ぶが、真貴子は元夫を拒んでいた。

そんな事情を知った耕太郎は、原をノゾムに近付けないために、真貴子が別の保育園を探している話を聞いた。

そこで、見つかるまでの間は自分がノゾムを預かると申し出た。

しかし連れ帰った家で、杏とノゾムは大喧嘩をしてしまう。

一方で耕太郎（速水もこみち）の方は、小説のコンクールには落選、ケータイ小説も人気が出ず何もかもが上手くいかなかった。

そんな中で、元気のない耕太郎のもとへ出版社から嬉しい知らせが届く。

実は以前、『虹色のメール』という作品でコンクールに応募していたが、その作品を小説として出版したいという。

耕太郎は担当編集者の浅倉ユカリ（岩崎ひろみ）と会い、きっとベストセラーになると嬉しい言葉を聞かされる。

しかし出版するためには条件があった。

作品の仕上げを一週間以内におこなうこと、そして保証金として80万円が必要だという。

作品の仕上げには自信があったが、80万円の保証金には悩んでしまった。

しかしようやくやって来た、夢を実現するチャンスを逃さないと心に決めた。

編集長（古田新太）にライター業は辞めると宣言すると、耕太郎は日中はアルバイト、夜は原稿を仕上げることに専念した。

そして杏とや峰子（加藤ローサ）たちも道連れに、節約生活に突入するが…。

そしてパーティーの当日、耕太郎は杏から峰子への贈り物を用意するように言われた。

仕方なく耕太郎は贈り物を買いに出かけるが、峰子へ渡す贈り物を買うついでに、杏とノゾムへの気持ちばかりの物も用意した。

そんな中で、ひなこ（YOU）から杏に、誕生日からは少し遅れてプレゼントが届いた。

母親からの思いがけないプレゼントに大喜びの杏を見た耕太郎は、やはり自分は実の母親には勝てないと改めて感じていた。

一方で杏は、石坂（鹿賀丈史）からひなこの予定よりも早い帰国を聞いて、大喜びしていた。

しかしその事を聞いた耕太郎は、自分はひなこの事を嫌っている、だから会いたくないという事、だからここを出ていくと言い出して…。

石田は杏（吉田里琴）とひなこを親子ではないかと疑っており、主演映画の取材を申し込み、杏にインタビューの際にダイレクトに質問をしたりして取材をしていた。

そして「桜井杏の母親は、あのお騒がせ女優、大空ひなこだった！」という内容の記事原稿を書き上げ、菅原（古田新太）に提出したのであった。

耕太郎は杏が嫌な思いをすることを懸念し、石田にこのような記事を世間に公表するなんて考えられない！と反抗し、記事を掲載することをストップしてもらおうと峰子（加藤ローサ）は石坂（鹿賀丈史）に頼むのであるが、耕太郎と峰子だけではどうすることもできない。

杏の秘密がついに明らかになってしまい…。

そのような様子の杏を気に掛けながらも、峰子（加藤ローサ）と耕太郎（速水もこみち）は杏を守ろうと心に決める。

その最中、耕太郎は菅原（古田新太）に呼び出しを受け、翌日世に出ることとなっている「週刊モザイク」のコピーを見せられて言葉を失う。

石田（岡田義徳）が担当したという“スクープ第2弾”という題名の記事には杏の実の父親の名前が挙げられていた。

その父親の名前は杏が所属している事務所の社長である石坂とあったのだ。

耕太郎は石田から状況証拠はしっかりと揃っていると告げられ、大きく肩を落とす。

このことを杏は知り…。

峰子（加藤ローサ）と耕太郎（速水もこみち）はびっくりするのだが、「ママが帰って来た」と杏は嬉しそうにしていた。

ひなこはお気楽な性格で、自分が不在にしている間に杏にどのようなことが起こっているのか全く把握していなかった。

ひなこに「杏とちゃんと話をしろ！杏の事、娘だって世間に認めてくれ」と耕太郎は告げ、自らが住むアパートに戻ることを決めるのであった。
だが、ひなこは思うがままに行動をする性分であり、杏としっかりと話す機会を作ろうとしない…。

耕太郎がアパートの部屋に戻ると、そこには杏がいた。

杏は「コータローが寂しいと思って」と天真爛漫に言い、ひなこのもとへ帰ろうとはせず、峰子も耕太郎も心配に感じていた…。

その最中、杏は映画の撮影現場でリポーターらに囲まれ、「大空ひなこさんは私のお母さんじゃありません」と口にしてしまい…。