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とはいえこのままでは駄目だ、再起を目指し大手を受けるも断られてしまいました。

そこはセイント法律事務所、そして麗の面接を行ったのはエリート弁護士・海老沢凜香（寺島しのぶ）でした。

勝ちにこだわりグレーな手法もモノとはしない彼女は敵も多く、ついに何者かから仕組まれ弁護士会を退会することとなってしまったのでした。

他の会に入ろうとはするものの、訳ありの彼女を助けるものはありません。

そんな中、大学時代の先輩である忠守（上川隆也）から「誰かほかの弁護士と組んで依頼人を助けて10人に感謝されたなら復帰を手伝おう」と言われます。

そこで凜香が白羽の矢を立てたのが麗だったのです。

さっそくタッグを組んで挑むのはマタニティハラスメントを受けた女性からの依頼、果たして上手くいくのでしょうか。

根岸清美（茅島成美）・奈々子（小沢美和）母子は代理婚活を行っていたのです。

そこで主催者側から渡された写真で一目ぼれした娘、さっそく会いに行ったものの写真とは全然違う、これは詐欺だと主張しているわけです。

少しでも良く見せようとちょっとした偽装はよくある世界、それにかっこいい写真で釣るなんてことも当たり前のこと、運が悪かった、勉強になったと思うしかないのですが母子は慰謝料を請求すると怒っています。

取り合えず麗が調査を行うように、相手側の父親にも会い解決策は無いかと悩みます。

そんな事件はどうでもいいと麗に行かせた凜香、仕事部屋を整えようと高級机を買うことにします。

するとそのつながりからインテリアコーディネーター・池田志帆（滝沢沙織）から依頼を受けることとなったのでした。

自転車同士の衝突事故で相手方ともめてしまっているのです。

一方で事務所の方には水野早苗（小林涼子）という女性が、痴漢問題が発展して相手方から逆に訴えられそうになっているのだそうです。

自分が相手をするのにふさわしくない事件と思いまた麗にやらせようとするも、なんと相手方はライバルセイント法律事務所が担当しているようです。

今の苦しい状況を作り出したのもセイント事務所、「徹底的に戦ってやる」と闘志が燃えてきました。

ただ刑事と民事て争点が異なる、どうやらどちらにとっても難しい案件となりそうです。

それに凜香（寺島しのぶ）らに依頼してきた早苗も何やら秘密を抱えているようで、その点をセイント側に指摘されて硬く口を閉ざしてしまうのです。

助けてやりたいと麗（深田恭子）は頑張るも、自身が法廷に立てなくなったトラウマの事件と重なり、難しくなってしまいました。

どうやら夫は自分自身が弁護士ともなり自身を弁護するようです。

何とか弁護関に立った麗ですが裁判はどうなるのでしょう。

もちろん凜香（寺島しのぶ）と共に万全の準備は整えているものの全く自信がなさそうなようすの麗です。

藤次郎（上川隆也）も案じており、ついになぜ法廷に立てなくなったか自分が行うこととなった弁護士になって最初の事件での出来事を語り始めました。

小学生の知香（久家心）、児童養護施設で今は暮らしています。この裁判こそ自身を法廷へと経てなくしたトラウマの元、もう一度きちんと向き合うことにしたのです。

父親の淳（増田修一朗）が虐待をしていたからと母親の浩子（紺野まひる）に引き取られていた知香でしたが、どうやら母の浩子もまた同じく虐待をしていたようなのです。

その浩子、最近出所して娘と会いたいと言っています。

もちろん娘は拒否、むしろ精神的苦痛を与えてきた母に損害賠償を請求したいのだと麗に相談してきました。

異例の裁判、どうなるのでしょう。

一方で凜香はというとなぜ自分がセイント法律事務所から追われることとなったのか、その背景にあるものを探っていました。

すると意外な事実が明らかとなってきたのです。

同期に弁護士よりも裁判官がいいと熱く語っていた。

そんな時、元カノ・高橋真奈美（佐津川愛美）から連絡がくる。

会社の先輩、安田隆史（清水優）からストーカー被害を受けていると言うのだ。

泰輔は蝶野（松重豊）に協力を要請し捜索を開始するが、十分な確証は得られなかった。

そんな矢先、事件が起きる。

帰宅中の真奈美を安田が待ち伏せていたのだ。

安田につかまれた腕を真奈美が振り払った際、安田は転倒してしまう。

恐怖からその場を立ち去った真奈美は一部始終を泰輔に相談、警察には黙っていて欲しいとお願いする。

困った泰輔は忠守藤次郎（上川隆也）に抱えている問題を話し、麗（深田恭子）と凛香（寺島しのぶ）が真奈美の弁護をすることになった。

真奈美と共に警察へ訪れると、彼女に傷害罪で逮捕状が出ていると知らされる。

そしてそのまま取り調べを受けることになったのだが…。

中学生の三沢真由（葵わかな）、そしてその母親である麻子（伊藤裕子）です。

部活動で娘が相手に怪我をさせて、そのことで高額な慰謝料を請求されて困っているというのです。

ただの中学生同士の軽い事故にふさわしくない金額も当然、彼女の通う中学はお嬢様学校として有名なところだったのです。

相手が悪いことにセレブ家庭の中でも上位にいる相手に接触してしまった、一方で麻子たちはなんとか学費を捻出するただのサラリーマン家庭です。

学校側も相手の味方、真由に退学をするよう言ってきます。

麗（深田恭子）は救済策を思いつくことができるでしょうか。

更に他の案件も、老舗和菓子店経営者である塚田まどか（菜葉菜）が父親で先代社長の遺言書トラブルを相談してきたのです。

先方の弁護士は凜香（寺島しのぶ）の犬猿の仲の奈津子（高岡早紀）、互いに闘志を燃やします。

蝶野（松重豊）から頼まれての依頼、彼の友人カップルが結婚式場を予約したのに突然式場側よりキャンセルされたのです。

どうやら普通のカップルではなくゲイだからこその事態、つまりは人権侵害です。

弁護士が絡んできたことで不利と分かったのかすぐにも引き下がった式場側、大喜びするカップルでしたがそのうちの一人・小坂貴宏（高橋洋）が倒れてしまいました。

彼はガンに侵されていたのです。

すでに結婚式を前に養子縁組をしていた二人、日本ではまだ家族として暮らすためにはこの方法しかないのです。

ですがそのことに対して小坂の父親が無効申し立てを起こしてきたため更にややこしいこととなりました。

まだまだゲイに対する偏見がはびこる日本で麗（深田恭子）と凜香（寺島しのぶ）はどのような結論へと持っていくのでしょう。

ですがかつての自分とは違う、何しろ自身がグレーなやり方を貫き通したからこそ引き起こされたことなのです。

むちゃなやり方がどれだけ周りにも苦しみを与えていたのか、それが分かった彼女はただ結果だけを追う弁護士では無くなっていました。

一方の麗（深田恭子）はというと、また違った案件を抱えて奮闘していました。

大型トラックが5人もの子供を死亡させたという大きな案件、ただすでに運転手は死亡しており運送会社側の弁護はセイント法律事務所が担当しているのです。

どうやら一筋縄ではいかないようです。

今までであれば凜香と共にやってきたのですが忠守法律事務所から彼女は去って行きました。

だからこそ彼女の助けなしに麗たちは戦うことにしたのです。

ただ救いとなるのか、事故を起こした運転手のことを忠守（上川隆也）が知っているようです。

5人もの子供が亡くなった事件、もしかしたら単なる事故ではないのかもしれません。

麗（深田恭子）と凜香（寺島しのぶ）は更に探ってみることにしました。

事故当日の様子はどうだったか、被告が務めていた運送会社側は大金を支払うことで和解しようと望んでいます。

ですが遺族側はとにかく真相究明してもらいたいのです。次々と証人を法廷へと送り出していく麗、ですがセイント側もそれに応じていきます。

一進一退の攻防、そしてついに事故当日に起こっていた意外な事実というのが明らかになったのでした。

すでに5人の子供の遺族らは麗たちに不信感を持っている中でどう戦うのでしょう。

そして勝利するのはどちらなのか。