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その姑が亡くなり開放された今、次は自身が姑という立場で、1人息子の優太（郭智博）とその嫁李里香（相武紗季）と共に暮らすことになったのです。

同居初日は、優太と李里香が新婚旅行から帰ってくる日。

どのように迎えるべきか、麻子は頭を悩ませていました。

そんな心配も不要だったのか、一緒にお酒を飲む事で、麻子と李里香はあっという間に意気投合し、楽しく過ごすことができたのです。

さて翌朝、李里香は完璧な嫁ぶりを発揮しています。

昨日はすっかり意気投合していた麻子ですが、そんな李里香の態度に対して、何かたくらみがあるのではないかと疑います。

さらに、新婚の妻として考えられないような内容の会話を偶然にも聞いてしまい、李里香への不信感が強まっていくのでした。

すると、荷物の中に、男性の名前が書かれている手帳と名刺が束になって入っているのを発見してしまいます。

麻子はそれを見て、李里香の過去についても不信感を募らせます。

そんな中で、麻子はうっかりボヤ騒ぎを起こしてしまいます。

それに対してテキパキと対処する李里香。

そんな李里香を前に、もう麻子は面目丸潰れ状態です。

その翌日、李里香は自身も働くと言い出しました。

優太（郭智博）と博行（石田純一）はそれ賛成します。

ですが、先日見つけた手帳と名刺の束から、李里香の男性関係に疑いの目を向けている麻子だけが大反対でした。

それでムキになった麻子は、李里香が持っていた名刺にあった、美容外科院長、有村（玉置孝匡）の元を訪問します。

そして李里香について聞き出そうとするのです。

麻子は李里香にそのことについて問い詰めます。

するとそれを隠すこともなくあっさりと認めた李里香。

さらには優太（郭智博）に言いたいなら勝手に言えばいい、ただしこちらも勝手にさせてもらう、と開き直る始末。

なんと麻子は真っ正面から宣戦布告を受けてしまったのです。

このことについて悩んだ麻子は、博行（石田純一）に相談しようと思います。

待ち合わせをした麻子は、そこでも信じられないような光景を目の当たりにしてしまいました。

それに加えてその夜、隣の家の主婦美由紀（鈴木砂羽）から李里香に関する驚きの情報を聞かされます。

麻子は一体どういうことなのか確かめるべく、ついに李里香が結婚前に勤めていた職場を偵察することに決めたのです。

ですが、優太（郭智博）と博行（石田純一）の反応は麻子の期待を裏切るものでした。

李里香が泣き出したことで、むしろ麻子が悪者のように言われてしまいます。

そんな家族の反応に麻子は落ち込んでしまいます。

そんな中、博行の会社で配給している映画が、なんと海外の映画祭でグランプリ最有力候補になります。

さらに、博行は取締役になるということも決定します。

お祝いも兼ねて、部下たちはその映画祭の中継を、博行の自宅で見ようと盛り上がっています。

麻子は、博行の役員就任ということもありこれまで以上に張り切ります。

そして李里香に対抗すべく、そのお祝いパーティを自分の力だけで完璧に成功させようと奮起するのです。

彼に諭されたため、麻子は数時間後には自宅に戻ることになりました。

現在職を失っている息子の優太（郭智博）は、自分でなんとか仕事を探すから心配しなくて大丈夫だと声をかけます。

ですが結局、優太は麻子の頼みを聞き、隣の家の卓（大浦龍宇一）の紹介で仕事の面接を受けました。

麻子はそのことについて美由紀（鈴木砂羽）にお礼を言います。

ついでに、以前美由紀から聞いた、李里香（相武紗季）と会っていたという男が、どんな人物だったのか特徴を聞き出すことにしました。

その一方で博行（石田純一）は、会社の上司である満智子（奈美悦子）からあることを知らされます。

満智子の手元に、博行の女性関係について詳細に書かれた手紙が届いているというのです。

ですが、どうしても全てを話し切ることができずにいました。

その一方で、李里香は警察で刑事相手でも臆することなく対応します。

そこで、福本（市川勇）と自分との間に起こった出来事が書かれた封書を持参していたので、それを呉竹（大地康雄）に渡すことにしました。

その夜、帰宅した李里香は2人で冬の海にでも行かないか、と麻子に声をかけます。

博行（石田純一）と優太（郭智博）は普段から折り合いが悪い2人のことを心配します。

そんな心配をよそに麻子も李里香の誘いを受けることにし、2人きりで車で出かけることになりました。

そして李里香は誰も来ることがない穴場だ、ととある岬へ麻子を案内するのです。

そのため麻子は、博行（石田純一）と優太（郭智博）にも、これからは良い嫁と姑の関係になろうとしていることを話します。

一方で呉竹（大地康雄）は、引き続き福本（市川勇）の事件を追っています。

そして李里香の周辺を捜査するために、近所の家への聞き込みを進めることにしました。

そんな時李里香は、麻子が常日頃つけている家計簿を見ていました。

すると他の部分は細かく記入されているにも関わらず、2年前のページだけ何も書かれていないことを見つけてしまったのです。

李里香はそのことが妙に引っかかります。

そして、麻子が自分を疑っていたのは、麻子自身も何か秘密を抱えていたからではないかと思い、麻子に疑いの目を向けるのです。

現在失踪中の福本（市川勇）が、なんと億単位の公金の横領に関与していたらしい、というのです。

それを受けて捜査本部では、その金は、福本が好意を寄せていた李里香へと流れていたのだろう、という見方が広まります。

そんな捜査本部の雰囲気に呉竹（大地康雄）はどうも納得がいかない様子です。

というのも実は、呉竹が福本の失踪事件をこれまで調べ続けていたのは、ある目的があったからなのです。

そんな中、麻子（黒木瞳）が自宅に帰宅しました。

すると、ひっそりと自宅へ侵入していたある人物が襲いかかってきました。

そのままその人物に縛られてしまう麻子。

遅れて自宅へ入ってきた李里香もその人物に包丁を突きつけられてしまいます。

そして麻子と李里香を人質にして、立てこもり事件へと発展してしまいます。

その話を李里香（相武紗季）は信じようとしません。

しかし麻子は離婚届を置き、庭に植っているバラの花を全て引きちぎり、そのまま家を出て行ってしまいました。

李里香はそんな麻子に自宅に戻るように説得を続けます。

ですが、麻子は頑固として戻ってこようとしません。

李里香は博行（石田純一）と優太（郭智博）に一緒に説得して欲しいと頼みます。

ですが2人とも麻子を連れ戻すことに消極的で頼りになりませんでした。

その後李里香の強硬手段に負けた2人は協力することになり、麻子を自宅へ呼び戻すことに成功します。

そこで、麻子は李里香と周りの状況はお構いなしに、大喧嘩を始めてしまいます。

ついには博行（石田純一）と優太（郭智博）までも喧嘩を始めてしまいます。

その様子を偶然にも見てしまった隣人の美由紀（鈴木砂羽）は、呉竹呼び喧嘩を収めるように仕向けるのでした。