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不良集団のヒュドラを率いる卜部（町田啓太）や1年生にして最強の名を欲しいままにしているシロ（佐野玲於）など学校内には札付きのワルたちがひしめいているのでした。

現在その学校の頂点に君臨するシャケ（SHOKICHI）が最終的な目標であり妥当すべき最強の敵だと息巻く椎葉岳（白濱亜嵐）なのです。

しかし、格下との喧嘩にすら一発KOされワンパンで仕留められてしまうぐらいの非力具合に学校のマドンナである晴香（トリンドル玲奈）もの椎葉岳（白濱亜嵐）の負けっぷりには非常に呆れ顔。

転校した初日、た椎葉岳（白濱亜嵐）は1年生の丸母（鈴木伸之）と出会うことになります。

そんな丸母（鈴木伸之）は、喧嘩に非常に興味を失っており非常に冷めた様子でした。

人数では他には負けないヒュドラを引っ張る卜部は、自分たちが天下をとるのだと考えていました。

その計画は、シロ（佐野玲於）と丸母をターゲットにしたものでした。

敵同士で闘わせて、弱ったところにヒュドラのパワーを結集させて、二人とも潰してしまう計画でした。

シロと丸母は卜部の思惑通りに呼び出された体育館で、闘いを始めます。

一方で、ト部の思惑を知った椎葉も、体育館にやって来ました。

椎葉は二人のうちの勝者と闘うことを告げて、闘いの様子を外から見守ります。

その時、そこへヒュドラを率いたト部が姿を現しました。

二人の勝負を見届けようとする椎葉と、それを邪魔しようとするト部たちの攻撃が始まりました。その攻撃は容赦のないものでした。

そして、コテンパンにやられてしまいました。ランドリーには、集めているものがありました。

それは戦いで自分に負けた相手の上着でした。それが100枚集まったときに、シャケに挑むつもりでした。

ト部は、上着と一緒に椎葉が用意したCDも持って行かれてしまいました。

それは、弓道の試合に敗れて元気のない晴香を元気づけるためのものでした。

椎葉はCDを取り戻そうと、ランドリーのところへ行きます。

その頃、シロは再び丸母に戦いを挑んでいました。

今までは負けたことがなく勝つのが当たり前だったシロですが、丸母は「勝者の喜びも敗者の悔しさも知らないのは哀れなことだ」と話します。

緊迫した戦いの最中でシロは父の言葉を思い出していました。

「強さって何だと思う？」という言葉を…。

椎葉や丸母、ト部やシロたちの行動は2年生たちの間でも目立っていました。

キリオ（碓井将大）は2年生ですが九島高校のナンバー2の存在で、そのキリオと同級生のトオル（小野塚勇人）、セイジ（栁俊太郎）、盛田（野替愁平）たちは1年生を懲らしめようと考えていました。

キリオはシャケの強さをよくわかっていたので、3年生のシャケが卒業するまでは大人しくしていよう、その代わりに1年生をやり込めることで暇潰しをしようとしていました。

自分が天下をとるのは、シャケが卒業してからだと考えていたのです。

そしてキリオたちは一対一のタイマンで勝負をします。

その結果、椎葉はキリオに完敗してしまいました。

その後、椎葉はキリオの切り札が左ストレートだと知って、再び戦いを挑みます。

シャケは何事も無いかのように通りすぎていきました。

しかしそれを見たキリオは、椎葉との戦いを放棄してしまいます。

椎葉のやる気は空振りに終わり、キリオの突然の態度の変化に困惑しますが、キリオの仲間であるトオルたちにはキリオの気持ちがわかっていました。

以前シャケに大負けをしたキリオは、それ以来切り札であった左ストレートが使えなくなっていました。

その経緯を聞いた椎葉は、今のキリオの現状に腹を立て、再び戦いを挑みます。

キリオとの戦いの中で椎葉は、右の攻撃をするように促したり、蹴りや頭突きも誘導しました。

そしてその言葉を体現するかのように椎葉はキリオに挑み続けました。

そんな椎葉の姿を目の前にして、キリオはシャケへの闘志がふつふつと湧いてくるのでした。

二階堂は理事長の息子で、嫌なやつでした。

お金と権力を振りかざす、傍若無人な態度に椎葉は腹を立てました。

ふたりは殴りあいの喧嘩になりますが、そこにいた丸母が仲裁しました。

二階堂は渋々去っていきました。数日後、ある事件が起きます。

椎葉たち、九島高校のメンバーたちが何者かに襲われる事件が次々と起こりました。

その相手は見知らぬ高校生のグループでした。実はそれは二階堂によるものでした。

SNS上で椎葉たちに賞金をかけ、それを見た高校生たちが襲っていたのです。

それを知った椎葉は、二階堂を懲らしめようと未央学園へ向かいます。

その一方で丸母は古い友人のサンタ（荒木宏文）と再会しました。

そしてサンタの様子がおかしいことに気が付きます。サンタはチームエクレア内でのいざこざに悩んでいました。

そして彼らが九島高校を攻撃してきました。それに対してト部やシロ、キリオたちを先頭に迎えます。

丸母はチームエクレアの内々の争いに関わっていましたが、旧友であるサンタ（荒木宏文）を連れて九島高校に駆けつけました。

二階堂の手下たちは大人数で、しかも喧嘩の強い唐戸兄弟（阿部亮平、武雄）も加わっていました。

しかし九島高校の生徒たちは怯むことなく戦いました。

強者の唐戸兄弟にも一対一の戦いを挑みます。その頃、シャケは高校の屋上にいました。

二階堂はそこへ向かおうとしましたが、椎葉がそれを遮ります。

椎葉は何度も倒されますが、それでもまた立ち上がり二階堂に向かっていきます。

その様子に、二階堂にはある感情が生まれてきていました。

その一方で晴香は、親友の柚衣（上田眞央）の椎葉への気持ちを知りました。

理解できない様子の晴香に、柚衣はある疑問を口にしました。

彼らの喧嘩の腕は九島高校内ではもちろん、他校の生徒の間でも広まっていました。

それによって、丸母たちは帝都高校1年の遠山（磯村洋祐）の標的にされてしまいます。

帝都は以前は一帯を制圧していましたが、九島高校のシャケの登場で勢力を落としていました。

そこで、丸母たちを倒すことをきっかけに地位を取り戻そうと考えていました。

そんな勢力を巡る遠山のもくろみに晴香がはめられてしまいました。

ト部、椎葉、晴香の三人が揃っているところを目撃した遠山は、椎葉が「3強」のうちのひとりだと勘違いしました。

そして弱味を握ろうと考えて晴香を利用したのです。

晴香は拉致されてしまいました。一方でト部、シロ、丸母は三者での対決を迎えていました。

シャケに対決を挑む順番をかけての対決です。椎葉も参加する気でいました。

しかし直前で晴香の危機を知り、椎葉は単身で晴香を助けに向かいました。

神楽のトップである兼光（遠藤雄弥）は、シャケと並ぶほどの強さで過去のシャケとのタイマン勝負では互角の強さを誇り、引き分けになっていました。

兼光の下の者たちも強者たちが揃っていて、その界隈では神楽が支配していました。

それほどの強さを持ちながら、兼光は九島との戦いには無関心でした。

そんな兼光に対して、幹部の正門(堀井新太)は苛立っていました。

兼光に天下をとらせたいという思いから、九島に戦いを挑みます。

それは兼光を入れず、正門と幹部たちでの決行でした。ト部は神楽に襲われ、叩きのめされてしまいます。

そんな中で椎葉は、兼光との戦いにやる気を漲らせていました。

そして椎葉は単独で神楽に乗り込んで、ある宣言をします。

シャケと兼光を負かし、自分が天下をとると言うのです。そして兼光に挑んでいきます。

それを迎える九島のメンバーたちも、戦う意欲に溢れていました。

こうして、神楽工業と九島の総力をあげた対決が始まりました。

兼光の標的は、シャケひとりに絞られていました。

そんな兼光の思いを理解している幹部の正門や安藤たちは、全力をあげて兼光の後方支援にあたります。

それに対して九島は二番手のキリオを中心として神楽を迎え撃ちます。

そこへト部やシロなど1年生も加わりました。その一方で、椎葉の姿は神楽工業にありました。

体育館で意識を失っていたのです。そんな椎葉を駆けつけた丸母が助けました。

そうして彼らも九島へ向かいます。神楽工業との対決に加わるためでした。

九島高校では、壮絶な戦いになっていました。

九島のメンバーたちはどうにか神楽工業の幹部たちを倒しますが、兼光を逃してしまい、兼光はシャケのもとへ現れました。

過去に引き分けた戦い以来の対決が、始まろうとしていました。

それと同時に九島高校にも平穏な空気が戻っていたのです。

ところが、丸母やト部、シロは焦りと苛立ちに襲われていました。

それはこの戦いで、いかにシャケが圧倒的に強いのかを実感したからでした。

彼らはそれぞれに、自分たちの力ではシャケに勝てないのではないかと不安に思っていました。

ある日のこと、椎葉は思いがけず高校内でシャケと出くわしました。

シャケは椎葉を名指しにした上で、いつでもかかって来いと声をかけました。

そして立ち去っていきましたが、椎葉はその迫力に圧倒されて何もできませんでした。

その後の晴香とのデートでも、先程のシャケのことばかり考えてしまいます。

丸母たちと同様に、椎葉もシャケの圧倒的な強さに圧されていました。

晴香は喧嘩は無意味だと諭しますが、椎葉はその言葉を聞き入れず、翌日の対決を宣言します。

シロとト部は真っ先にシャケのもとへ向かいました。そして勝負を挑みました。

そのふたりの胸のうちには、椎葉のことがありました。様々な出来事が胸をよぎります。

そしてその思いを、戦うエネルギーに換えていました。

しかし、やはりシャケは圧倒的な強さを誇りました。

シロを一対一の対決で破ったのち、続いてト部のことも叩きのめします。

そんな時、屋上に向かう姿がありました。椎葉です。しかしそれを丸母が遮ります。

丸母も椎葉との対決で勝利し、天下をとると宣言しました。

ふたりはお互いに全力での激闘をおこないますが、椎葉は丸母に歯が立ちません。

丸母は椎葉を叩きのめしました。椎葉はこの対決で負傷してしまい、保健室へ運ばれました。

その怪我は肋骨を折るほどでしたが、周囲の制止を振り切り椎葉はシャケのもとへ向かいました。